注文住宅の成功失敗の良し悪しは、チリツモです。
なにかというと、色んな考えや希望などのチリが積もることで山となり、「この家を建ててよかった!」「この家をたてなきゃよかった・・」という結果に分かれていくということとなります。
ということで、細部にまで妥協せずにいきたいところですが、こと「水回り」に関しては成功失敗に直結する可能性高しです。
でもどうやって決めていこう??
と、どこから考えてよいのか迷っているあなたのために、管理人が家を建てる際、同じ悩みにどういう思考回路で考えていったかをまとめましたので、是非とも参考にしてみてください。
注文住宅|水回りは2階を中心に考える
新築で注文住宅を建てるとなると、自由が効く分、間取り含めてイチから自分たちで考えることになります。
そうした時に、水回りはかなり重要な決定事項になることは言うまでもありません。
管理人はよくある都内の3階建ての形で注文住宅を建てたので、ここからお話する内容は「3階建て」という前提の話です^^;
都内の建売住宅を想像してみてほしいのですが、3階建てだと、だいたい2階にリビングがあることがほどんどとなります。
このあたり、管理人は注文住宅なので「1階にリビングを置く説」など色んな想定をしてイメージしてみましたが、結局「2階にリビングを置く」ことが、一番ベストだと感じました^^;
結局色んな人や色んな業者が考えに考えを重ねた上で、2階にリビングとなっているんですね^^
話は戻って、「2階リビング」が確定した上で、じゃあ水回りはどう持ってくるか?の流れになります。
キッチンはリビングとセットなのが基本なので、当然2階の設置です。
注文住宅|トイレの設置場所
となると、次はトイレをどこに設置するのか?です。
大きな土地であれば良いですが、都内で3階建てを建てるということは、そもそも狭い土地に家を建てることが前提となります。
管理人宅も例外ではありません。
まず考えたのは、
- 案①:全部の階にトイレを設置する
↑でもこうすると、各階の部屋がそれぞれ狭くなってしまいます。
トイレといえど、見えないところの水回りなどを踏まえると一つ設置するのに結構なスペースをとられるわけです。
それに、設置した台数が多くなれば、その分、多く配管工事をしなくてはならないので、費用も膨れ上がります・・。
ということで、トイレの設置は2つにすることになり、そうなってくると・・
- 案②:1階と2階にそれぞれ置く
↑こうした案が浮上しました。
1階に置いておけば、帰宅後すぐにトイレに直行できる!という考え。
それに、1階と2階にあれば、リビングからどちらも階段を挟んでいくことができる!という考えからです。
ですが、この案も廃案となりました。
理由は、「そんなに毎回帰宅後すぐに漏れるぐらいにトイレに行きたいことってある??」という疑問が浮かび、「ないよね・・」となったからです。
そうして、出てきたのが・・
- 案③:2階と3階にそれぞれ置く
↑これです。
ただし、ここで大切なのは、これ以前に廃案となった案の希望もしっかりと包括されているという点。
先程の「1階に置いておけば、帰宅後すぐにトイレに直行できる!」という案を廃案にしつつも、2階の階段をあがったすぐ目の前に置くことで、半分はこの希望を叶えてくれるというものです。
そして、実はトイレに一番行きたい時って、就寝前や起床後だったりするので、3階の寝室前に1つ置くことにしました。
こうすることで、生活上のストレスを感じさせないトイレ事情にしたのです^^
注文住宅|風呂の設置場所
キッチン、トイレの場所が確定したら次はお風呂です。
一番最初の案は・・
- 2階に置く
↑でした。
となると2階には「キッチン」「トイレ」「風呂」の3大水回りを置くこととなります。
なぜこの案が最初に出たかというと、「子供が生まれたら全て2階で完結できるようにしたいから!」という理由でした。
ただ、これには見落としがちな点があり・・
- 子供意識で2階に全て水回りを持ってきて建てても、生まれて数年で手がかからなくなった際に、別にメリットではなくなる
- メリットではなくなるどころか、2階のリビングが必要以上に狭くなってしまうので、数年後にはデメリットになる
↑こうした点です。
目先の「こっちのが楽かも?」だけ見ていると、さらにその先、何十年と続く注文住宅生活に支障が出る可能性がでてきます。
ということで、2階にお風呂を置く説はなくなりました。
となると、もはや風呂は1階に、という選択肢しかありません。
正直、3階にお風呂を置いている家は見たことないですし、3階に置くメリットが見つからないです。
1階であれば、もし泥だらけの状態で帰宅した場合でも、他の部屋を汚さずお風呂に直行出来ます。これは十分なメリットです。(そんなシーンはそんなないですけど。。ずぶ濡れとかは比較的ありそうですね^^;)
それに、基本的にお風呂は1日1回というのが一般的なので、頻繁に行くトイレと違い、別に離れた場所にあっても生活上、苦には感じないという考えもありました。
ということで、最終的には・・
- 1階に置く
↑という結論となったのです。
注文住宅|洗濯機
意外と忘れちゃいけないのが「洗濯機」の置き場所です。
通常、お風呂の脱衣所に洗濯機も置いてあるのが主流と思いますが、管理人宅も最初はそうしようと考えていました。
それに、今の注文住宅は24時間換気機能の常備もあいまって、部屋干ししても臭わないと、比較的どこのハウスメーカーの営業マンも言っていたのです。
ということは、1階の風呂場の脱衣所に設置し、そのまま洗濯物を洗濯機で回し、風呂場に選択すれば、干すまでの導線は0mで済みます。
これは画期的!
ですが、この案は廃案になりました。
理由は、晴れた日は外でも洗濯物を干したい!天日干ししたい!という嫁要望があったからです。
まぁたしかに、洗濯物は服や下着だけには限りません。
時には布団なんかも洗いたいわけです。
そうなると、水を含んだ掛け布団をわざわざ3階にあるバルコニーにまで運ぶのは、想像しただけでなんか疲れそうな気がしました・・。
で、最終的には・・
- 3階に置く
↑となったのです。
3階の踊り場(廊下とまでは言えない)に洗濯機を置くことで、そのまま上下せずにバルコニーまで一直線!
水を含んだ重い洗濯物を持って階段をワッセワッセとしなくても、スムーズに天日干しができるのです。
もちろん24時間換気なので、3階の部屋でも干せます^^
すべてが丸く収まりました。
注文住宅|水回りは生活動線を考えるのが大前提
「キッチン」「トイレ」「風呂」「洗濯機」。
これらが水回りの全てといっても過言ではないでしょう。
そして、それぞれに使う用途があり、それぞれで使う頻度も違います。
ここまでお話してきた通り、せっかく注文住宅で「水回り」を決めるのであれば、その一つ一つにおいて、しっかりと考えることが必要です。
そしてその考え方は、
となります。
なんとなくではなく、実際に自分たちが住んでいる様子をイメージし、日常生活において、よりストレスのかからないような設置場所を選ぶべきです。
管理人がよくイメージしたのは、「こんなとこに置かなきゃ良かったね(怒」と、言ってしまう自分を想像したこと。
こうすることで、
もしあそこに洗濯機を置いた場合・・
↓
「こんなとこに置かなきゃ良かったね(怒」
と、いうイメージが浮かべば、そこはもはやベストな設置場所ではないわけです^^;
こうした具合に、未来のその家で生活している状況を想像し、その設置場所で自分が文句を言っていないか?もしくは言われていないか?をイメージすると良いでしょう。
他にも考えておかないと「後悔」につながる項目はたくさんあります。簡単にまとめた記事があるので参考にしてみてください↓↓
【関連記事】新築注文住宅の成功と失敗のポイントは?実体験から後悔しない方法を解説>>
まとめ
- 3階建て前提で考えるとリビングを2階にするのが一般的なので「キッチン」も2階にするのが定石
- トイレは全部の階に設置すると、各階の部屋サイズを小さくしなければいけなくなり、費用もかさばる
- 管理人的にトイレの一番良い設置場所は「寝る前」「起きた直後」にすぐに行ける距離
- 風呂は1日1度しか入らないのが一般的で、1日で使う頻度が一番少ない水回りとなる可能性が高いので、生活動線上、一番離れた場所に置いても良い
- 洗濯機はバルコニーの近くに置くことで、水を含んだ重い洗濯物をわざわざ力を振り絞り運ばなくて済むし、天日干しもすぐできる
- 水回りの設置場所を考える時は、常に「こんなとこに置かなきゃ良かったね(怒」という未来の自分がでてこないかと、イメージしながらするのがベスト
注文住宅を建てた管理人直伝↓↓