せっかく新築で家を建てるのに、思い通りにならずに、ハウスメーカーや工務店側の意のままに間取りを確定させてしまうのは「後悔」のもとです。
間取りプランは基本的に、こちらの要望を元に、向こうさんがそれら全てを加味した上で作成します。
実際、管理人は10社以上のハウスメーカーさんに「間取りプラン」を出してもらいましたが、不思議なことに、全てで同じ要望を伝えたにも関わらず、作成された間取りが一致することはありませんでした^^;
現実はこんなもんです。。
もし今、どこかのハウスメーカーもしくは工務店さんで「間取りプラン」を作成してもらっており、イマイチしっくりきてない場合は、そこでは縁がなかったということも考えられます。
なぜそう言い切れるのかということを、管理人の実体験からまとめましたので、是非とも参考にしてみてください。
新築注文住宅の間取り|思い通りいかないのは縁がないから?
若干オカルトじみた話になってしまいますが、世の中には「縁」というものが存在しているのではとにわかに思っています。
別に管理人はお化けとか信じるタイプではないんですが、「人と人との縁」というのは確かに存在し、そう思うことで割り切れることもたくさんあるわけです。
ハウスメーカーを10社以上も周って、なおかつ、その全てに「間取りプラン」を出させた管理人だから分かります。
「縁がなかったぁ・・」と思うハウスメーカーのひとつにミサワホームが挙げられ、最初は営業マンも愛想が良く、「あれ、いいかも?」と思っていたのですが、出してきたプランからは「縁」を感じませんでした。
その理由は・・
- 勝手に「風通しの良い家」という隠れコンセプトを打ち出してきたことで、無駄にバルコニーが東西にひとつずつ付いた間取りプランを作成してきたこと
- ちなみに東側は目の前に3階建ての住宅があり、日当たりも風通しも皆無
↑この間取りプランを作成してもらう日、以前に2時間にも渡る打ち合わせをしてこちらの要望を聴き取ってもらっていたにも関わらずです。
もし、あなたもこうした流れで良いプランが出てこなかった場合は「ご縁」がなかったと思い、そのハウスメーカーにはお願いしないほうが無難でしょう。
我が家の最終選考にまで残っていた「三井ホーム」でさえも、ご縁を感じない現象がありました。
その理由は・・
- 太陽光パネルをまさかの北側に向けてのせた間取りプランを作ってきた
- リビング階段を否定していたにも関わらず、リビング階段の間取りプランを作ってきた
↑太陽光の件は正直呆れました・・。
太陽光パネルは太陽の光を浴びてなんぼです。にも関わらず、設計士が中のインテリアにこだわるあまり、太陽光をどうしても北向きにしたいとプランを作ってきました。
そして、階段についても部屋とセパレートしているのは譲れないという話をしていたんですが、でてきたのが、
↑なんでやねん!というツッコみ以外に言葉が出ない状況でした・・。
確実に「ご縁」がなかったと感じたのは言うまでもありません。
以上の経験則からアドバイス出来ることは・・
・ユーザーファーストでない間取りプランを作ってきたら「ご縁」がない
・望んでいないこだわりを押し付けてきたら「ご縁」がない
基本的に、間取りプランはこちらの要望や将来像なんかをみっちりお話したうえで作成してくれるものです。
その上で出てきた間取りプランに、「あれ、この前要望した意見がどっかいっちゃってる・・」なんて疑念が湧いたら、結構アウトと言えます。
なぜなら、そこでまた「要望を言い直して再作成」はしてもらえますが、また同じようなニュアンスの違いを繰り返され、「なんかあとひとつ伝わってないなぁ・・」となるのが落ちだからです。
最初から波長が合わない人とは、その後に波長が合うことは極めて稀だというのは、一般社会でも言えることでしょう^^;
とはいえ、こちらで最低限の「希望の集約」をしておくことも大切です。それについて、まとめた記事がありますので、是非とも参考にしてみてください。
【関連記事】注文住宅の希望の伝え方にコツはある?絶対に後悔しない上手な伝え方は?>>
新築注文住宅の間取り|思ってたより希望の間取りは作れない?
大きな土地があり、地域性の制約があまりなければ、思っている通り希望の間取りは叶いやすいです。
ですが、その土地が防火地域だったりすると「耐火建築物」に、準防火地域であれば「準耐火建築物」にしなければならない制約が出てきます。
こうなってくると、「窓」の大きさを小さくしたり、数を減らしたりしなければいけなくなるので、窓を大きくたくさん作りたかった人にとっては、思っていた通りの間取りは作れません。
管理人宅の土地も「防火地域」であったため、その辺の制約は最初からありました。
それでも100%に近い形で、思い通りの間取りを実現できたので、「ご縁」があれば出来るものです^^;
話がフワッとしてしまいましたが、要するに、最初からこちらとハウスメーカー側で波長が合っていれば、元々の乖離幅が少ない状態からスタートできます。
すると、少しのニュアンスの違いが出てきても、すぐに軌道修正でき、こちらの要望に戻ってきてくれやすくなるというわけです。
ちなみに管理人は、将来「間仕切り可能な部屋」も要望通りに作ってもらうことができました。良いハウスメーカーの営業マンと出会えれば、こうした変わった発想も実現可能なわけです。
【関連記事】注文住宅で間仕切りできる部屋を作るための費用やメリット・デメリットは?>>
新築注文住宅の間取り|悩んだらどうすればいい?
スヌーピーさんの名言にこんなものがあります・・
和訳:配られたカードで勝負するしかないのさ・・それがどういう意味であれ。
せっかくの注文住宅。
間取りは思いっきり自分たちの要望を入れたいと思うのは当然です。
スヌーピーさんの言う通り、「土地」によって建てられる家に制限が出てくるのも確か・・。
ですが、この言葉が言っていることは、決して「諦めも肝心」というものではありません!
その条件の中で、どうすれば「要望」が叶うのかを、きっちりとハウスメーカー側と協議することが重要だということです。
管理人が「要望」が通らないという回答だった時にしていたことは以下の通り・・
・それが出来ない根拠はどういったものか?
・その根拠を是正するためにはどんな方法があるか?
↑これらは随時、徹底してハウスメーカー側に協議していました。
別にこれは相手を責めるということではなく、家づくりはチームプレーと思っていたので、課題を潰してどう要望を叶えるかハウスメーカー側と一緒になって知恵を出し合っていた感じです^^
実は、先程お話した三井ホームでのリビング階段は、管理人宅の土地ではどうしても、それしか選択肢がなかったという事実があります。
なので、管理人が最終的にお願いしたセキスイハイムでも最初は同じ回答でしたが、そこで営業マンが知恵を振り絞ってくれたおかげで、他の糸口が見つかり、階段とリビングをセパレートすることに成功したのです。
要するに、あなたが間取りプランで悩むのではなく、あなたと一緒に悩んでくれるハウスメーカーを探すことが重要であるということ。
もし今、間取りプランを作成してくれたハウスメーカーや工務店が、あなたと一緒に悩んでくれる人ではないなら、他のハウスメーカーでも間取りプランを作ってもらった方が絶対に良いです!
間取りプランなんて、どこのハウスメーカーも無料で作成してくれます。
必死になって、一緒に知恵を振り絞ろうとしてくれる「ご縁」を感じるハウスメーカーと是非出会ってください^^
まとめ
- そもそも間取りプランの打ち合わせで思い通りにいかないのは、そのハウスメーカーと縁がない
- ユーザーファーストでない間取りプランを作ってきたら「ご縁」がない
- 望んでいないこだわりを押し付けてきたら「ご縁」がない
- 土地によって建てられる間取りプランに制約がでるのはつきものだが、「ご縁」があれば、それでも要望通りの間取りは作れる
- 「ご縁」とは、あなたの要望を叶えるために、一緒になって悩んで知恵を振り絞ってくれるハウスメーカーと出会えること
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