ホームインスペクションにたどり着いたということは、あなたの注文住宅についての知識がかなり蓄積されていっている段階ということでしょう^^!
というのも、管理人がホームインスペクションにいきついたのは、家づくりを調べまくった挙げ句、逆にどこのハウスメーカーも信用できなくなったタイミングでのことでしたので^^;
当時、そんな心理状況になっていた管理人は、実際にホームインスペクションをしている業者のセミナーに参加したことがあります。
今回は、その時の様子や、その後の管理人の心境の変化も踏まえてまとめましたので、是非とも参考にしてみてください。
ちなみに、ホームインスペクションとは・・
第三者の建築を知るプロが、施工の途中途中で施工不良がないかをチェックしてくれ、もしあればその場でハウスメーカー側に是正処置を促してくれるもの。
目次
ホームインスペクション|必要性は?
ホームインスペクションをやるべきかどうかは、「もしお願いしようとしているハウスメーカーに少し信用できない部分がある場合」はやるべきです。
反面、「このハウスメーカーであれば信用できる!という場合」はやらなくても良いでしょう。
基本的にホームインスペクションとは、建築現場での施工不良を見つけ、直させるために存在している制度です。
ホームインスペクションを頼むには、30万~40万円かかるのが相場なので、ちゃんと施工してくれるか心配であり、なおかつ資金に余裕がある場合はやっておいて損はありません。
ということで、絶対に必要とまではいきませんが、一生に一度しか家を建てない管理人のようなサラリーマンにとっては頼れる存在であることは間違いないです^^
いつも通り無責任になってしまいますが、最後はあなたの価値観次第という結論になってしまいます^^;
ホームインスペクション|管理人が話を聞きに行った体験談
管理人はまだハウスメーカーと契約する前に、ホームインスペクションをしている業者が開催していたセミナーに参加した経験があります。
たしか参加費が3,000円ほどでした。
家づくりはとにかく不安です。
特にハウスメーカーと契約にいきつくまでは、「どいつもこいつも信用ならねー!!」という疑心暗鬼な状態になりがちです(というかなりました。^^;)
↑管理人が参加したのはこちら世田谷にある「一般社団法人 住まいと土地の総合相談センター」というところでした。
市村さんという親子でやっているらしく、建築系のプロです。
市村さんはホームインスペクションに関する書籍も出しており、管理人はその本を読んでいたことで、このセミナーにたどり着きました^^;
ちなみにお隣の渋谷区には「さくら事務所ホームインスペクション」という同じような会社があります。
と、余談はここまでにしておきまして、実際にホームインスペクションのセミナー内容はどうだったかというと、家づくりの疑問に何でも答えてもらえました。
参加者も管理人含め10人にも満たない人数でやってくれたのもよかったです。
一番興味深かったのは、実際に市村さんがホームインスペクションをしに行っていた現場の数々で余裕で施工不良が行われており、実際にその時の写真をいくつも見せてくれたことです。(ハウスメーカー名は伏せられていましたが。。)
特段印象に残った点は、木造の在来工法の現場で施工不良が多く見られていたことで、やっぱり人の手が加われば加わるほど施工不良の確率は上がってくるんだなぁ・・と思ったほどです。
とはいえ、市村さんいわく「大手じゃなくても良い施工するハウスメーカーも全然ありますよ。」ということ。
管理人は、それまでの自分の考えの点と点が線になり「やっぱりどこのハウスメーカーが良いとかじゃなくて、どのハウスメーカーでも、どんな人間が施工するかなんだなぁ・・」と確信したのです。
話をおおまかにまとめると、市村さんいわく「色んな場所で日々家づくりはされていますが、当たり前のように施工不良が行われている。」という話でした。
まぁ管理人はそもそも生き方が疑心暗鬼なので、「まぁこの市村さんの話もポジショントーク強めなんだろうな。」と思った次第です。
これまで何件のホームインスペクションをして、その中で何件の施工不良を直させたのかという数字があれば、もっと信憑性があったんですが、その辺がなかったのが寂しいところでした^^;
ホームインスペクション以前に考えなくてはならない大切なことは多いです。それらについては以下の記事でまとめています↓↓
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ホームインスペクション|管理人が出した結論
結果的に、管理人はホームインスペクションを頼みませんでした。
今こうして文字を書きながら思い返して見ると、「あれ?あんなにやろうとしてたのになんでやらなかったんだっけ・・?」と思うぐらいなんですが、理由は3つあります。
- 営業マンがホームインスペクションに対して嫌な顔をしなかった
- その後、営業マンが少し悲しそうな顔でホームインスペクションの話はどうなったかを聞いてきた
- 嫁が「セキスイハイムはほとんど工場でロボが作るからホームインスペクションとか大丈夫じゃん?」と言った
↑この辺りがホームインスペクションをしなかった理由です。
もし仮に、ホームインスペクションの話をした時に、営業マンが遠回しに止めてくるような話をしてきたら、逆に絶対やっていたでしょう。
そして後日、営業マンにホームインスペクション導入の進捗状況を聞いてきた際にしてきた顔が「(自分のこと信用してくださってないのですね・・)」的な表情をかましてきた結果、管理人はアホなので「(ここまでよくやってくれている営業マンの顔をつぶすわけにはいかないな・・、ホームインスペクションいれたらハウスメーカー側は色々めんどくさいだろうし。。)」という心情になり取りやめました^^;
まぁ嫁が言っていた「セキスイハイムはほとんど工場でロボが作るからホームインスペクションとか大丈夫じゃん?」っていう話も相まってですが。
他の記事でも書いていますが、要するに家づくりって「管理人家族とハウスメーカーの営業マン」とのチームプレーに近いんです。
自分に優しく他人に厳しい管理人でさえ「ここの営業マンはすごい頑張ってくれてんなぁ~」と感じていたからこそ、ホームインスペクションを入れるという選択肢を選べなかったのです。汗
ホームインスペクション|管理人が考える人間心理リスク
冒頭でもお話した通り、資金に余裕があればホームインスペクションをやったほうが安心できると思います。
まぁ管理人はやらなかったわけですが。。
ただ一方で、ホームインスペクションを入れることにより、現場で施工する人たちのやる気が低下してしまうのではないかという懸念も感じたのは確かです。
会社でも学校でも、上から指図されながら何かをするのって時に反発心が生まれますよね^^;
ホームインスペクションが入ったことで、逐一チェックされるのは現場からしたら気持ちが良いものではありません。もしかしたらホームインスペクションが確認しない施工部分で怠慢かます可能性だってあります。
なんというか、そういった人間の心理状況も踏まえて考えると、「うちの家の家づくりに携わる人は、最初から気持ちよく仕事をして欲しいなぁ。」とも思ったわけです。
まとめ
- ホームインスペクションの費用は30万~40万円が相場
- 資金に余裕があるのであればやったほうが安心できる
- ホームインスペクションをしている会社主催で定期的にセミナーをしている
- そこでは家づくりの疑問に何でも答えてくれ、実際の施工不良写真もたくさん見せてくれる
- ただし、彼らは彼らで自分たちの仕事のために不安を煽るポジショントークであることも理解しなければならない
- 家づくり、最後はチームプレーなので、管理人は信用している営業マンに対しホームインスペクションというこん棒を振りかざせなかった・・
- ホームインスペクションをいれることで、現場で施工する人たちの士気が下がってしまう可能性も視野にいれるべきとも思う・・
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