注文住宅を建てた管理人の経験から、当ブログでは「太陽光と蓄電池」の必要性も説いています。
管理人自身、「太陽光と蓄電池」をつけるかどうか悩んでいた際、ネット上で色々な情報を集めてみて周りましたが、こうした機械関係の話って専門用語もたくさん出てきて難しいんですよね^^;
そんなこんなの管理人なので、難しい話を独学で理解しようとするのは嫌いであります。
なので正直なところ、最初から「太陽光と蓄電池」を取り扱っている会社に資料請求したり問い合わせてプロから聞いたほうが無難です^^
とはいえ、業者にアプローチをする前に、最低限の一般的な性能や寿命なんかは知っておきたい!というあなたのために、こちらの記事では「太陽光と蓄電池」の性能まわりのことを、分かりやすくまとめています。
是非とも参考にしてみてください。
目次
太陽光 蓄電池|性能について
ひとえに「太陽光と蓄電池」といっても、いくつものメーカーから販売されており、厳密に見ていくとその性能にも違いが出てきます。
ちなみに管理人の家の太陽光パネルと蓄電池のメーカーは別々のものになっているのですが、これから太陽光&蓄電池を設置するという場合は「一体型」にすべきです。
一体型とは、太陽光も蓄電池も同じメーカーのものを使うことを指し、当然ながらそうした方が性能の親和性が出るので効力も上がるといったシステム構成。
太陽光パネルに関しては、どのメーカーにしても大差ないですが、蓄電池に関しては少しずつ性能が異なり、管理人宅の蓄電池は「ニチコン」というメーカーです。
蓄電池を販売しているメーカーには他にどんなところがあるかと言うと、
- パナソニック
- シャープ
- 京セラ
- 伊藤忠商事
- オムロン
- ニチコン
↑この辺りが有名所の蓄電池を取り扱っているメーカーとなります。
太陽光 蓄電池|容量について
太陽光と蓄電池を設置する際に、管理人が一番気にしたことは大きさ、すなわち「蓄電池の容量」です。
これは、蓄電池にどれだけの電力を溜めておくことができるかという意味合いをもっており、この容量が小さいと少しの電力しか溜めておけないので、正直設置してもあまり意味のないものとなってしまいます。
管理人宅に設置してある蓄電池は「12kw」です。
目安としては、この容量だと夏場に日が沈んでから明け方までエアコンを2台つけっぱなしで冷蔵庫などのインフラ家電もつけっぱなしの状態で、朝までもつイメージとなります。
一般的に災害時に使用する家電(冷蔵庫やテレビ、エアコン)など最低限の家電を使うのには「1日4kw」と言われています。
もし災害になった時は、こうした家電だけを主として使っていくことになるので、蓄電池の容量は最低でも4Kwはほしいところです。
参考までに各メーカーが販売している最新蓄電池の最大容量を比較すると・・
- 1位:京セラ・・12kw
- 1位:ニチコン・・12kw
- 3位:パナソニック・・11.2kw
- 4位:伊藤忠商事・・9.8kw
- 4位:オムロン・・9.8kw
- 5位シャープ・・8.4kw
技術の進歩は目まぐるしいですね・・。
家庭用でもこんなに大容量の蓄電池が登場しているということです。
当然のことながら、蓄電池の容量が増えれば増えるほど、その価格も高くなっていきます。
管理人が蓄電池を選ぶ際にアドバイスされたことは、「2kw、3kwなど種類がありますが、このあたりを選んでも災害時に余裕を持って暮らせません。4Kw~5kw以上であれば設置する意味もあるでしょう。」と。
10kw以上の蓄電池なんて今やザラにあるんです^^;
ちなみに蓄電池50kwとかになると、さすがに家庭用では無理です。
で、メーカー別に「充電時間(蓄電池が満タンになるまでの時間)」も公表していたりしますが、設置環境が違えばその差もかなり出てくるので当てになりません。
こんな形で、太陽光に関する蓄電池の容量計算は素人には「?」なので、やはりプロに相談するのが一番といえます。
というか、忙しいサラリーマンがゼロから自分で比較していく時間などないのです!
太陽光 蓄電池|寿命や耐用年数は?
残念ながら太陽光や蓄電池にも寿命があります。(耐用年数とも呼ばれます。)
ここでいう寿命とは、その時が来ると一気に使い物にならなくなるというものではなく、性能が落ちるということです。(なので発電や蓄電自体は寿命がきたあともできます。)
一般的に、蓄電池は「何で構成されてるか」によって寿命が変わってきます。
寿命が長い電池の順位は、
- 1位:鉛蓄電池
- 2位:NAS電池
- 3位:リチウムイオン電池
- 4位:ニッケル水素電池
一般的に蓄電池の寿命は「回転数」何回に達したかで判断されます。
管理人宅の蓄電池はニチコンであり、リチウムイオン電池が搭載されているので、その場合は「4000回で10年もつ」と言われています。
ということは、管理人宅の蓄電池の仕様書に「回転数:4000回」と記載があれば、10年は耐用年数があることがわかりますが・・
↑回転数についての記載なしです・・
こうした具合に、こと蓄電池に関しては素人判断で進めていこうとしても壁がたくさんあります。
ちょっと乱暴な言い方ですが、これから注文住宅を建てるに当たり太陽光と蓄電池を設置する場合は、ハウスメーカーの営業に丸投げ。
既存の自宅に太陽光と蓄電池を設置する場合は、太陽光メーカーに丸投げ。
で、比較だけ出させて、最終決定だけこちらでくだすというのが、もっとも効率が良く、無駄なことで悩まないための手段といえます^^;
太陽光 蓄電池|特定負荷と全負荷型
太陽光&蓄電池は、設置する際にも一見分かりづらい選択肢があります。
それが、「特定負荷」と「全負荷型」です。
本気で「?」と思いますが安心してください。
簡単にいくと・・
・特定負荷:停電時に指定したコンセントに差し込んである電気が使える
・全負荷型:停電時にすべてのコンセントに差し込んである電気が使える
要するにこういうことです^^;
こんなんポチッとなんかのボタンを押せば切り替えられるんじゃないの??と管理人は勝手に思っていたんですが、最初の設置の時点で決めなきゃダメみたいです。
なんでも分電盤の作り自体を、それによって決めなきゃいけないようなので。
ちなみに管理人宅は「特定負荷」となっています。
分かりやすいようにコンセントに「非常用OK」マークが付いているので、テレビや冷蔵庫など非常時にこそ通常通り使っていきたい家電は、そのコンセントに差し込んでいるのです。
太陽光 蓄電池|ハイブリッドパワコンでさらに効果
それでなんですが、正直これから注文住宅を建てようとしている場合、ハウスメーカーがいくつかに太陽光や蓄電池メーカーを絞ってしまっているので、バラエティに富んだ選択が出来ないのが現状です。
管理人がそうだったんですが、最初から「蓄電池はニチコンです(ニッコリ」みたいな感じで、それ以上の議論の余地はありませんでした。
対象的に、既存のご自宅に太陽光と蓄電池を取り付ける場合はすべてあなたの思うがままです!
そのような場合は、「ハイブリッドパワコン」なる構造のものを選ぶことをおすすめします。
・パワコン:パワーコンディショナーの略
パワーコンディショナーとは、電流を変電する機械です。
通常、太陽光や蓄電池を行き来する電力とは、以下の感じとなっています。
- 太陽光(直流)
↓(パワーコンディショナーで変電)
- 家電で使う(交流)
↓(パワーコンディショナーで変電)
- 余った電力を蓄電池に蓄える(直流)
我ながらとても伝わりやすく表現できたと自負しておりますが・・、要するに、太陽光は直流電流であり、それを一度、家庭内にすべて流れ込ませます。
その時に変電して交流に変えておかないと、家庭内に取り込めないので交流に変え、その電力を家電で使うのです。
で、それでも余った電力は蓄電しておきたいので、蓄電池にそのまま送ればいいと思いきや、蓄電池は直流電流しか受け付けてくれません。ですので、また変電をして直流に戻すわけです。
2回に渡り変電を、しかも異なる場所でやるので、2つのパワーコンディショナーが必要となります。
こんな生産性の悪いことをすれば、その分、電力もロスしていくわけです。
と、ここで登場するのが、「ハイブリッド型のパワーコンディショナー」。
ハイブリッド型のパワーコンディショナー搭載の太陽光蓄電池システムであれあば、パワーコンディショナーはこれ1台で事足りることになるので、無駄に2台も設置する必要がなくなるのです^^
仕組みについて、もう少し見てみたい場合は、以下の記事でまとめていますので、是非とも参考にしてみてください↓↓
【関連記事】太陽光 蓄電池の仕組みは簡単?他の家電製品との組み合わせで効果が倍増!>>
まとめ
- イチから太陽光&蓄電池を探すのであれば、双方ともに同じメーカーのものを選ぶことがおすすめ
- 蓄電池の容量は「5kw」以上でないとすぐに蓄えた電力がなくなってしまい非常時にそこまで役に立たない
- 蓄電池の容量は増えるほど価格も高くなる
- 太陽光や蓄電池の寿命(耐用年数)は各社で公表されているが、設置する場所も条件も様々なので、細かいとこまで信じる必要はない
- 太陽光と蓄電池を設置する際は、・特定負荷:停電時に指定したコンセントに差し込んである電気が使える・全負荷型:停電時にすべてのコンセントに差し込んである電気が使える
↑このどちらか一方を必ず選択しなければならない
- イチから太陽光&蓄電池を探すのであれば、ハイブリッドパワコン搭載型を選ぶことをおすすめ
今回の記事では出番がありませんでしたが、やっと登場できました!
基本的に「太陽光と蓄電池」の性能については調べれば調べるほど頭がこんがらがり、正解を導けません!
大体おおまかに、「希望する容量」で、各メーカーごとの価格目安の見積もりを業者に出してもらうのが一番手っ取り早く、しかも差が分かりやすいです!
「太陽光と蓄電池」を設置する際は、業者をうまく使いっていきましょう!
蓄電池のこうした寿命は、売電した時の買取価格とも深く連動していきます。
詳しくは、以下の記事でまとめていますので、是非とも参考にしてみてください↓↓