注文住宅で家づくりをするというのは、すなわち「決めることがめちゃくちゃある」ということです。
管理人もそうでしたが、一般的に家をつくるのは独身の方はあまりいないでしょう。
夫婦で、「さぁこれから将来を見据えてどうしようか?」という未来像の元、家やマンションを購入するのがほとんどだと言えます。
何事もそうですが、1人の方が楽です^^;
ものごとを決めるにも、何をするにも、1人であれば誰にも気を使うことなく、自分本位でものごとを進められるからです。
とはいえ、家づくり、特に新築で注文住宅をつくるとなると、そうはいきません・・。
なんせ夫婦という、言ってしまえば「他人」と、何千万円もかかるプロジェクトをお互いの意見をすり合わせながら進めるわけですから^^;
今回は、例外ではなくその経験をした管理人の経験からアドバイスできることをまとめましたので、是非ともみてみてください。
家作り(注文住宅)で旦那とケンカは当たり前?
ネットを見ていると、注文住宅を作るに当たり、夫婦喧嘩をしている人たちが多くいるのがわかります。
家を新築するにあたって夫婦喧嘩しましたか?
現在、家を新築するためハウスメーカーといろいろ決めている段階です。
打ち合わせも週1回くらいあるのですが、
仕事の疲れもあってか旦那の機嫌が超悪いです。昨日は、外壁のデザインや色、その他細かいもの(オプション扱い)を決めていたのですが、
担当者が席を外した途端ムスッとして「いろいろめんどくさい、こんなことなら建売にすればよかった。
建売ならこんなに金額も高くないし。」と、行ってきました。
そのあと家に帰ってもずっとイライラしています。
こっちが気を使っていろいろしゃべってもほとんど無視で
正直疲れます。(Yahoo不動産Q&A)
↑たとえばこんな感じです。
これ、めちゃくちゃ気持ち分かります。もちろん管理人は男なんで、この旦那さん側の気持ちをです。
「こんなことなら建売にすればよかった。」という旦那さんのフレーズがありますが、同じようなことを管理人も嫁に言ったことがあります・・。
ただこれは、ハウスメーカー探しの時にですが。
とまぁ、冒頭でもお話した通り、注文住宅の家づくりというのは、言ってみれば、数千万円規模の大きなプロジェクトを夫婦二人で進めることと同じこと。
色んな意見のすり合わせや、気持ちの浮き沈みがあって当然です。
でもこれが「ケンカ」という形として捉えるのではなく、「より良いもの」を作っていくための「意見交換の場」として、お互いに意識することが一番重要になってきます。
ではどうすれば、お互いにそうしたマインドの元、注文住宅の家づくりをしていけるかは以下となります。
ちなみに、先にファイナンシャルプランナーに相談すると夫婦が持つ「お金」への考えに対して頭の整理ができますので、こちらもおすすめです。
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家作り(注文住宅)|夫婦がうまくいく秘策3選
基本的に、家づくりでイライラしがちなのは「男性」の方が圧倒的に多いと言えるでしょう。
それに対し、奥さん「女性」の方が、気を揉みながらが進めていくのが、一般的なんじゃないかと思うわけです。(管理人夫婦がそうでしたので・・。)
で、旦那(男性)がなんでイライラするかというと・・
- 休日のプライベートの時間のはずなのに、家づくりの打ち合わせがまるで仕事のように感じ「休みの日も仕事してるいみたいで疲れるわ」と心のどこかで思っているから
- そもそも、そんなにこだわりがないことがほとんど
- 家事や育児の導線の大切さをあまり理解していないので、「それほんと必要?」という疑念が常に脳裏にある
↑この辺が、旦那さん(男性)側がイライラしてしまう理由の根底にあるものです。
断定して言い切ってしまっていますが、これはほとんどの旦那さんに当てはまると自負しています。
ということで、これら3つの要因を打ち消しておくことで、夫婦でうまくいく家づくりをしていけるというわけです。
具体的にはどういうことかというと・・
- ハウスメーカーとの段取り系は奥さん手動で進める
- 旦那が譲れない点だけは先に押さえておく
- 「それ必要?」を旦那は必ず言ってくる前提で、「なぜ必要か?」の回答を論理的に用意しておく
なんでもかんでも嫁にやらせんな!
という声が聞こえてきそうですが、そこは大きな心で受け止めてください^^;
ただ、管理人が実際に家づくりをして思ったことは、やっぱり女性の方が細部まで考えているということ。
何事も、より考えている人間が主導権を取り進めていったほうが、エネルギーも無駄にならず、お互いがぶつかることもグンと減ります。
一番注意しなければいけないのは、「主導権は握っているにも関わらず、大事なところは決めさせること」、これをやってしまうと「決定」という責任がのしかかってくるので負担に感じてしまうのです。
「これがこうで、こうだから、こうすることに決めた。問題ない?」
こうした形式でいけば、旦那側は「考える」という心的負担が減るので、「あぁ、なるほど。そこまで考えてこれが必要ってことか。」と腑に落ちるものです。
※根拠を先に明示していくことがすごく重要
ちなみに、それでも「それは違うな。」と思ったら、言い返してくると思うので、その際は二人で折り合いをつける選択肢を探していけばいいだけとなります。
冒頭、例に出したQ&Aで旦那さんが「こんなことなら建売にすればよかった。」と言っていますが、これはまさに「あ~もう色々めんどくさい。なんでプライベートまでこんなに考えなくちゃいけないんだよ。」という心理からきていると言い切れます。
別に本心から、建売が本当に良かったなんて思っていません^^;
なので、旦那をイライラさせないためにも、奥さんはプロジェクトマネージャー的立ち位置でガンガンやってしまった方がうまくいくという確信が大きいです。
家作り(注文住宅)|誰に相談するのが一番良いのか?
注文住宅で家づくりをする時に、親しい人で相談できる人がいるのはベストです。
とはいえ注文住宅ってお金がかかりますからね・・
新築を買った知人がいたとしても、建売住宅を買った知人はいても、注文住宅を買った知人はそういないのが一般的だと思います。(管理人がそうだったので・・;)
それでも、もし注文住宅を買った知人がいたとしても、相談できる話は限られてきます。
というのも、その人にはその人の家庭があり、その家庭にあった内容で注文をし、住宅を建てているわけなので、「そうだ!注文住宅を建てた知人がこういう家にしたから私達も全部同じにしよう!」とはならないからです。
結局、自分たち夫婦で「必要なもの」「必要な導線」「それ以外の要望」は絶対的に異なってきます。
注文住宅の家づくりで夫婦喧嘩が起きてしまう夫婦の共通点は、上記のような事柄を最初に決めていないことで発生していることが大半です。
「必要なもの」「必要な導線」「それ以外の要望」、これらをあらかじめ夫婦の共通項として認識しておけば、旦那さんも無駄にイライラしません^^;
なので、こうした決め事はハウスメーカーを決める前にしておくことがベスト。
夫婦だけで話しているとらちが明かないので、そうした夫婦共通の要望などをブラッシュアップしてくれる相談窓口はたくさんあります。
なので、最初からそうしたところに頼った方が無難です^^;
基本的に、そうした家づくりの相談窓口は無料なので、まずはこうしたところうまく使って、夫婦間の「必要なもの」「必要な導線」「それ以外の要望」をハウジングアドバイザーなりに整理してもらうことで、スッキリした状態で注文住宅づくりを始められるので、是非とも利用してみるといいかもしれません。
まとめ
- 注文住宅で家づくりをする際に、夫婦喧嘩をする人たちはかなり多い
- 注文住宅の家づくりというのは、言ってみれば、数千万円規模の大きなプロジェクトを夫婦二人で進めることと同じこと
- 家づくりでイライラしがちなのは圧倒的に「男性」
- 奥さんはプロジェクトマネージャー的立ち位置でガンガンやってしまった方がうまくいく
- 最終的にベストな家づくりは、自分たち夫婦で「必要なもの」「必要な導線」「それ以外の要望」を早めに確定させておくことが大事
- そうすることで、夫婦喧嘩を未然に防ぐことができる