管理人が太陽光&蓄電池を設置したのには、まずひとつ「大地震などの災害が起きた時、避難所ではなくいつも通りに我が家で過ごしていきたいため」という大きな理由があるのです。
費用対効果はとは、その名の通り、費用に見合った効果がどれくらいあるのか?ということですが、管理人的にはもしもの時に設置されている、それだけで費用に見合う大きな効果があると思っています。
と、他の記事でもお話してきた通りなんですが、そうは言っても「売電ができる」という点も少しぐらいは気になっていることろ^^;
もし「売電した収益」と「太陽光&蓄電池」の支出の差があまりなければ、もっとうれしいですからね。
本日はその辺りのお話をさせていただきますので、是非とも参考にしてみてください。
太陽光 蓄電池|元が取れるような費用対効果があるの?
管理人宅の太陽光の積載量は「4.5kg」ほどです。
天候やその年の晴れた日の多さで変わってきますが、一般的にこの太陽光の積載量で、管理人が契約した売電価格(1kw/24円)ですと、年間10万円ほどが収入として入ってくる計算となります。
売電できる期間は、国が決めた法律で「10年間」と決まっているので、10年間は、年10万円の収益が見込める可能性が大きいです。
ということで、シュミレーションをしていきます。
「太陽光&蓄電池」を設置したことで・・
10万円(年)×10年間=100万円の収益を得られます。
さらには蓄電池の効力により、安い深夜電力を買い溜めておいて翌日の日中に使え、だいたい深夜電力は日中の電気代の7割り程度で済みます。
管理人宅の毎月の電気料金を15,000円と平均すると・・
15,000円×7割=10,500円の電気代。
もし蓄電池を設置しなければ、15,000円×120ヶ月(10年間)=1,800,000円
蓄電池を設置すると、10,500×120ヶ月(10年間)=126,000円
1,800,000円ー126,000円=540,000円
蓄電池を設置すると10年間で54万円のお得が受けられます。
「売電」によって得た収益100万円。
「深夜電力」によって得られたお得54万円。
これらを合計すると154万円の収益(お得)となるのです。
ちなみに、「太陽光&蓄電池」を設置すると国と自治体から補助金がもらえます。
管理人の場合は合計60万円の補助金をもらったので、
154万円(太陽光&蓄電池の恩恵)+60万円(補助金の恩恵)
=204万円の恩恵を受けたことになります。
↑実際の「太陽光&蓄電池」の購入価格は297万円ですので、これらを計算すると・・
297万円(購入価格)ー204万円(得したお金)=93万円。
結果的に、約93万円で「太陽光&蓄電池」を導入できるというわけです。
ちなみに10年後から「売電」はできなくなりますが、深夜電力の蓄電は普通に可能で太陽光の電力も使えるため「安い電力を買う+太陽光の発電」という「お得」は受け続けられます。
プラス5年も使えば、「合計のお得分」で導入費用をペイできてしまう可能性が十分あるわけです。
ただし、国が決めた「売電価格」は毎年少しずつ減少傾向にあるので、早めに設置していくことが望まれます。。
ちなみに「太陽光&蓄電池」は、かなり寿命が長いです。管理人宅の蓄電池の保証期間は15年となっているので、15年ぐらいは平気で動くということとなります。
要するに、「太陽光&蓄電池」の機械的性能が衰えてくる15年後を見据えた場合、「太陽光&蓄電池」代金がまったくかからずに、巨大地震などの大災害に備えられるということです^^
どうでしょう。収支的な費用対効果で見ても、かなり期待できることがわかります。
さらに最近では電力自由化により、電気プランを見直すことで光熱費をさらに下げられる土壌があり、さらには「夜間売電」ができる蓄電池も登場しているので、そうしたことも合わせると夢が広がりますね^^
それでも「いるかいらないか」悩みに悩んでいる場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
【関連記事】太陽光 蓄電池はいらない?必要かという問題に対し設置者の管理人が語る!>>
太陽光 蓄電池|ランニングコスト
「太陽光&蓄電池」は基本的にランニングコストはかかりません。
厳密に言えば、太陽光を家庭用に変電する際や、蓄電池に入れる際に電力を使用しますが、ごく微量の電気代ですので、それは太陽光のほんの一部の電力でまかなえます。
あとは、各メーカーによってその保証期間は変わりますが、大体おしなべて10年間以上の保証期間が設定されているので、故障や不具合があっても無償でなおしてくれるのです。
太陽光 蓄電池|災害時や停電時の効果は?
「太陽光&蓄電池」を設置し、なおかつエコキュートも併せて導入することで、オール電化の家ができます。
こうすることで、効果的にエネルギーを活用した「自給自足」に近い暮らしが可能です。
冒頭でもお話したように、管理人が「太陽光&蓄電池」を導入した動機には、「大地震などの災害が起きた時、避難所ではなくいつも通りに我が家で過ごしていきたいため」というものがあります。
特に真夏や真冬に災害が起こった時でも、自宅でいつも通りエアコンが使えるというのはQOL(人生の質)がハンパなく上がるという期待大です。
どんなことが起こっても、一番くつろげる我が家で過ごせるってことは、とっても幸せなことです!
太陽光 蓄電池|日本は自家消費の世の中へ
2009年に開始され、2012年に改正された「FIT法」。
こちらは「10年間、自家発電した電力を売電できる制度」なわけですが、2009年に売電を始めた方々は、2019年で売電できる期間に終わりを迎えます。
では、売電期間が終わった方々は、現在設置している太陽光や蓄電池の性能がガクッと落ちてきた時に、どちらも取り外し、元の何もない屋根に戻すのか??
正解は人それぞれの価値観によるものだとは思いますが、管理人は、きっとまた最新の「太陽光&蓄電池」を設置するものと思っています。
なぜなら、国は2020年から「省エネ基準適合住宅の義務化」を打ち出しているからです。
これは簡単にいうと、「今後建てる家は必ずエネルギーを限りなく自家発電し、自家消費できるお家にしなさい!」というもの。
要するに、国の方針としては、今後は自家発電で自家消費が当たり前の世の中にしていこうという考えなのです。
これまでの日本の歴史では、何十年もかけて「建築基準法」を厳しくしていき、その代わりにどこで建てても昔に比べたら頑丈な家を作ってもらえるようになりました。
こうして「法律」を徐々に強制していくことで、縛られる反面、強い日本の家づくりをしてきたのです。
「省エネ基準適合住宅の義務化」も、まさにそうした取り組みのひとつ。
「頑丈な家はもちろんのこと、日本は災害が多い国だから、どの家もエネルギーを自給自足できるようにしていく!」という、数十年かけ国を根底から強くしていこうとする長期プロジェクトの一貫といえるわけですね^^
ということで、「太陽光&蓄電池」設置の流れについて、もはや逆行していくことは考えられないのです。
まとめ
- 管理人的には費用面は置いておいて「大地震などの災害時に家で過ごせる」というだけで「太陽光&蓄電池」設置の費用対効果は大きいと思っている
- とはいえ費用面を含めた費用対効果を見ても、「売電の収益」「深夜電力のお得」「「設置時の補助金」、これらを計算していくと、15年という年月で見た時、イニシャルコストはペイされる可能性が高い
- 「太陽光&蓄電池」のランニングコストは基本ないと思って大丈夫
- 「太陽光&蓄電池」にエコキュートも併せて設置することで、オール電化の家ができる
- 、国は2020年から「省エネ基準適合住宅の義務化」を打ち出しているため、「太陽光&蓄電池」設置の流れは今後さらに加速していく
15年間、支払う光熱費が同じであれば、「太陽光&蓄電池」を設置しながら暮らしていく方がどれだけ人生の質が向上するか計り知れません!
管理人が感じた太陽光と蓄電のメリット・デメリットをまとめた記事もありますので、是非とも参考にしてみてください↓↓